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ちゃんとしたきれいな英語って?

こんにちは、Naokiです。

今日は私たちが目指すべき英語のレベルについてです。

私の知人の娘さん(高校2年生)で、将来英語を使って仕事をしたいという子がこんなことを言います。

「ちゃんとしたきれいな英語を話せるようにならないと仕事で使えない。意味がない」

なるほどと思いつつ、これではあまりにも言っていることが漠然としているなとも思います。「ちゃんとしたきれいな英語」とはどんな英語なのか、そしてそれが仕事にどう影響するのか?私なりに考えてみました。

「ちゃんとしたきれいな英語」は3つの要素で成り立っていると思います。

ひとつは「場面」。例えば、ホテルのフロントで接客に使用する英語が "Hey, what's up?" ではいけません。お客さんの信用を一瞬で失います。でも、仲の良い友達同士での会話なのに "Would you like some tea, sir?" も丁寧すぎておかしいです。ちょっと極端な例でしたが、要するにその場面に即した言葉遣いをできないときちんとしたコミュニケーションはとれません。

もうひとつは「発音」。あまりにも日本語訛りの発音では相手が理解できません。私たちは日本人なので、日本人が話す日本語訛りの英語でも何を言っているのかわかりますが、他の国の人はそうはいきません。実際、私も中国語やアラビア語の影響を強く受けた英語を聞き取れずに苦労した経験があります。

最後に「語彙」。語彙が不足していると、幼稚な英語になってしまいます。いくら流暢に話すことができても、使う単語や表現のレベルが小中学生レベルだと、確実に舐められてしまいます。

ですから、私が思う「ちゃんとしたきれいな英語」は「その場面に適した表現を使用した訛りの少ない英語」ということになります。変な話、スラングが混じりまくっていても、フランクな関係であればそれは「ちゃんとしたきれいな英語」と位置付けて良いというのが私の考えですね。

では、この「ちゃんとしたきれいな英語」がどう仕事に影響するか。

ビジネスはとにかく相手との信頼関係が一番です。不適切な英語で話したとしても、もちろん「外国人だから仕方ない」と理解してくれる人も多くいるでしょう。ただ、お互いが気持ち良く円滑なコミュニケーションをとろうと思うといつかどこかで亀裂が生じてきます。それだけ言葉が与える第一印象は大きいものです。たまに観光で来た外国人相手に英語で接客するだけであれば、そんなにきれいな英語でなくたってむしろ感心してくれるかもしれません。ただ、ビジネスシーンでということになると、やはり「ちゃんとしたきれいな英語」を使えることは大事になってくると思います。

ということで、ある高校生の発言について考えたことを書いてみました。留学して英語を身に付けたいと思うなら、せっかくなのでこの「ちゃんとしたきれいな英語」を目指したいものですよね。当社と提携のある語学学校では、ビジネス英語、発音矯正、語彙増強など、英語の要素を客観的に鍛え上げてくれるところばかりですので、気になる学校あるいはプログラムがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。