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英語の勉強だけでは物足りない方に勧める「ビジネス専門学校」という選択肢

今回は、大学を1年休学して留学を考えている(特に)英文学科の学生さんに向けてのテーマとなります。内容はずばり!

「ビジネス専門学校」

ビジネス専門学校というのは、セールス&マーケティングやホスピタリティ、国際貿易などのビジネス全般についてより専門的に学ぶことのできる学校のことです。どうして特に英文学科の学生さんにビジネス専門学校をおすすめしたいか?その理由を2つ挙げます。

①英語「で」学んで一石二鳥

当社を利用して留学される方は、まず現地の語学学校で実践的な英語を学ぶことで生活をスタートさせます。もちろん生活に必要な英語力を身につけるためですね。でも英文学科の学生さんは、中学+高校の計6年間の勉強の他に(どのくらいのめり込んだかはさておき)、さらに大学で英語漬けの毎日を送っている、いわば英語のエキスパートです。当然スタート時点での英語力は高い方が多いので、もっともっと上を目指していただきたい。ビジネス専門学校では、先生のレクチャーはもちろん、グループワークやプレゼンテーションの場が用意されていますが、語学学校とは緊張感がまるで違います。現地のネイティブも自分と同じ「生徒」として授業を受けるので、「英語がわからない」という言い訳が通用しない。語学学校との最大の違いでもあります。そうしたハードな環境で学ぶことで、結果的にビジネスの知識とさらなる英語力を手にできる一石二鳥の場、それがビジネス専門学校なのです。(私は3ヶ月通いましたが、正直この3ヶ月で英語が驚くほど伸びました)



クラスメイトのカナディアン(向かって右)は優しいおっちゃんでした

②膨大な量の課題に悩まされることでタフになる

ビジネス専門学校は、とにかくやることが多くて頭の中がカオスになる場でもあります。だからこそ得られるものが大きかったりする。

私が通ったAshton Collegeという学校は、(1)3ヶ月のコースと(2)6ヶ月+6ヶ月インターンシップのコースの2つが用意されていました。私自身は滞在期間の関係で3ヶ月の受講になりましたが、期間が短いだけに内容が本当にたっぷりしていました。

まず教科書の分厚さにびっくり。1年かけて学んでいくといわれても違和感を感じないほどのボリュームでしたが、実際は1ヶ月分で、翌月にまた同じボリュームの教科書を渡されました。月ごとにトピックが変わるので1ヶ月で1冊終わらせるんです(トピック例:マネジメント、マーケティング、簿記、北アメリカの法律etc...)。各月の初めに3〜5名のチームを組み、そのチームで1ヶ月間のプロジェクトに取り組みます。先生の講義が同時進行でどんどん進んでいく中で、宿題やミニテストを挟みながら、最終週のプロジェクト発表に向けた準備と試験勉強をしていきます。最後の週が一番地獄です。本当に寝る時間がなかった…今振り返ってみても、あの3ヶ月ほどはりつめた3ヶ月は大学時代にはなかった気がします。

実際、帰国後の大学の講義は、課題やテスト勉強に取り組んでも、寝る時間がなくなるということは一度もありませんでしたし、だからといって趣味やバイトの時間を削るようなこともありませんでした(卒論のときはちょっと話が違いましたが)。皆さんの大学でもレポートや試験、プレゼンってきっとあると思うんですが、その場しのぎでなんとかなったりすることも多いのではないでしょうか?その場がしのげないのが、ビジネス専門学校という場です。けれども逃げ場のない場所で追い込まれたからこそ、自分の限界値の広がりと我慢強さを手にすることができます。

 

ビジネス専門学校で勉強して得られるもの。英語力とタフさ(とビジネスの知識)。留学をすることでしか経験できないことのひとつと言えるでしょう。自分の限界に挑戦し、今の自分をあっと言わせる英語力とタフさを手にしたいのであれば、思い切ってビジネス専門学校に挑戦してみてはいかがでしょうか。