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出張で発見したカナダのおもしろポイント4選

7月に2週間カナダを訪れました。

7年前にカナダへ留学していたんですが、そのときは気がつかなかったカナダならではのおもしろポイントがありましたので、3つご紹介します。

その1. シャワールームの義務化

バンクーバーの人気校VGCを視察したときのこと。
VGCは生徒数がぐんぐん増え、去年2つ目のキャンパスをオープンしました。
実はこのキャンパスにはシャワールームが設けられています。
理由を尋ねると、「BC州の条例で義務付けられているから」だそう。



バンクーバーを含むBC州(ブリティッシュ コロンビア州)では、自転車の利用を推進しています。
自動車の排気ガスによる環境破壊や個人の健康増進を考えての取り組みなのでしょう。
車道にも自転車専用のレーンがあるくらいです。



そして、新しい建物にはシャワールームが義務付けられました。
自転車をよいしょよいしょと漕いで通学通勤すると汗をかきますよね。
汗をかいた人用のシャワールームなんです。

人は習慣を変えることに抵抗のある生き物です。
そんな中で自転車利用者数を増やすための取り組みとして、シャワールームのような環境整備をしてしまうというのは、理にかなったやり方でいいなと思います。

その2. トイレのモニター

こちらもバンクーバーですが、「KEG」というレストランで食事をしたときのこと。
お手洗いに行ってみるとびっくり仰天。



なんと小便器の上に画面がついていて映像が流れている!

野球の試合の映像なんですが、これがニュースだったか、本当に試合の中継映像だったかはちょっと忘れてしまいました。(というのも酔っててそこまでしっかり見てませんでした)

こんなところにモニターつけたら試合が気になって用が済んでも居座る人が出てきたらどうするんだろうとか考えちゃいます。

ところで、ここは学校スタッフさんたちに連れて来ていただいたのですが、「このお店はルックスで雇っている」とのこと。たしかにきれいな女性サーバーさんばかりでした。

きれいな店員さんにモニター付きのトイレとくれば、男性客の需要は相当なものなのでしょう(?)

その3. モントリオールのカナダデー

毎年7月1日はカナダデーと言って、カナダの建国記念日です。
どの都市もお祭り気分でパレードや花火などで盛り上がるんですが、モントリオールはちょっと違いました。

たしかにいつもより人は集まってはいたようなんです。



ですが、一番びっくりしたのは、花火。
なんと10分で終わってしまいました。
しかも、集まった人たちは文句も言わずそそくさと帰路につきます。(僕のような外国からの観光客らしき人でひたすら文句を言っている人ももちろんいました)

モントリオールを含むケベック州は、カナダからの独立願望が強い州として知られています。
1週間前にケベックデーといって、ケベック州全体がお祭りムードになる日があり、だいたいの人はそちらで爆発的に騒いでカナダデーは控えめ、ということが多いみたいです。

また、僕は見かけませんでしたが、モントリオールではカナダデー当日になると突然引越しする人が多発するみたいです。
どんだけカナダデー興味ないんだよっていう話です。


その4. モントリオールのピアノ

街中のふとしたところに誰でも自由に演奏できるピアノが置いてありました。



芸術の街として知られるモントリオールならではの光景ですね。
きっと日本に置いてあっても、だれも弾きたがらないのではないでしょうか。

ここのほかにも、観光名所として有名な「Mont Royal」(モン ロワイヤル)という山の頂上にもピアノが置いてあり、多くの人が集まっておもいおもいに演奏していました。

ということで、日本の感覚ではちょっとおもしろいなというポイントがいくつか発見できた出張でした。
僕は2週間の滞在でしたが、それ以上滞在する留学生の方にはいろんなおもしろポイントを見つけてあれこれ考えを巡らせてほしいなと思います。

Naoki