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現地に文法書を持っていくべきか?

先週出発前オリエンテーションをした際に生徒さんに聞かれた質問。

「現地に文法書を持って行こうと思うんですけどどう思いますか?」

個人的には文法書は持っていく必要はないと思っているので、そう伝えました。

理由は、まず移動時にかさばるし、それに結局持っていっても使うことがあまりないからです。

とはいっても、そんな僕自身、自分が留学するときには重い文法書を手荷物に入れて移動中の隙間時間で勉強!と意気込んでいた人間なので、その気持ちが痛いほどわかります。

でも、やっぱり重い。僕の留学先はカナダとフランスでしたが、どちらも移動移動移動の連続でした。カナダに行くときなんか飛行機で激しい揺れに見舞われて体調を崩しましたし、フランスに行くときは航空券を安くしようとしたばっかりに「一体何カ国経由したらフランスに着くんだ」というくらい乗っては降りを繰り返しました。

ということで、どっと疲れる移動に文法書を携えるかどうかは考えものです。確実に移動中に勉強をする自信がある場合以外は…。

それに、持っていっても結局あまり使わないだろうとも思います。

現地の語学学校で教科書を購入したりハンドアウトを配られたりするので、嫌でも勉強道具は増えていきます。「現地でもらうものは全部英語だから…」と心配になるかもしれません。そんなときはスマホで検索してしまうのも手です。それでもわからなければ、語学学校の日本人スタッフや、日本人のクラスメイトなどに聞いてもいいと思います。

文法書を持って行くことが絶対に必要、という状況ってなかなか思いつかないので、僕は持っていくべきではないと考えるわけです。

文法書で重くなるくらいなら、化粧品を詰めた方がいいです。(極論)

文法はそもそも出発前にどこまで理解を深められるかが大切。現地で滞在している時間は、できるだけ人と話すことに使った方がいいです。文法知識がある状態で人と話す方が、文法がちんぷんかんぷんでがむしゃらに話すよりずっと効率がいいですからね。そういう意味でも、文法書とは出発前に仲良くお付き合いして、出発時に別れるようにしましょう。



Naoki