新旧が融合したトロントの名所Distillery District
かれこれ5年前、僕がトロントに出張したときに現地の学校スタッフさんにお勧めされたエリアがあります。
その名も、Distillery District(ディスティラリー・ディストリクト)
ディスティラリーディストリクトって発音難しくて行くのやめようかと思ったんですが、すごくいいところだと紹介されたので足を運んでみました。
実際に現地を訪れたときのことはこちらに少しだけ書き残してます:カナダ出張5日目「トロント語学学校視察その1」
Distillery(ディスティラリー)は「蒸留酒製造工場」、District(ディストリクト)は「地区、エリア」を意味し、19世紀のレンガ造りの建物が印象的な人気商業施設です。もともとウィスキー醸造所だったことからそう呼ばれています。
レストラン、カフェ、パン屋さんなどの飲食店をはじめ、アパレル、化粧品、小物などのショップ、絵画や彫刻などのギャラリーが軒を連ね、期間限定で様々なイベントがおこなわれたりしています。
現在の姿になってから意外と歴史は浅い
Distillery Districtはその名の通り、広大なウィスキー醸造所として栄えたエリアでした。しかし19世紀に禁酒法が施行されたことで徐々に衰退し、工場は稼働することなく放置されることに。
その後、1988年にカナダ国定史跡に指定されて観光地となり、再開発が進んで2003年にオープンしました。
再開発にあたっては、ヨーロッパの散歩道やパティオのようなロマンチックでリラックスした雰囲気と、ニューヨークのソーホーやチェルシーのようなヒップでクールなダイナミックさを融合させることをビジョンに掲げ、何百万人ものレンガ職人を動員。
こうして、当時の趣を感じながらも近代的なショップやギャラリーが立ち並ぶ異空間ができあがったのです。
Distillery Districtでできること
ショッピングはもちろん、カフェで一息ついたりレストランで食事をとったり、はたまたギャラリーでアートに触れたりと様々なことができます。
1人でも友達とでも、カップルで来ても素敵な時間が過ごせること間違いなし!
アパレル・ファッション系の店舗はレディース、メンズ、ベビー服、シューズなど合計12店舗が立ち並ぶ
カフェの他、ドーナツ屋さんやチョコレート店、アイスクリーム屋さんにタルトやパイのお店まであり、何度来ても飽きない
Distillery Districtのルーツでもある蒸留酒(スピリッツ)のお店に加え、ビール専門店、そして日本酒のお店まで!
美容のお店もたくさんあって、水の上にプカプカ浮かんで心も体も癒す「ハイドロセラピー」を体験できる
H2O Float Studioが面白そう(写真はイメージです)
Distillery Districtは芸術鑑賞の場。美術館のみならず、施設内に点在するオブジェ、というか建物含め空間そのものが芸術といってもよいでしょう。
その他、期間限定で様々な催しがおこなわれていて、今はクリスマスシーズン真っ只中なので「ウィンター・ビレッジ」が開催中です。
🎄Winter Village🎅
〜1月7日
日曜〜木曜:10:00-21:00
金曜、土曜:10:00−22:00
*金土日および12月18日〜31日の16:00以降はチケットが必要
詳細:https://www.thedistillerywintervillage.com/Attractions
トロントに留学される方はぜひ一度足を運んでみてくださいな。
Naoki