留学する人ってあっちで何してるの?
「留学する人ってあっちでなにしてるの?」
先日知人にそう聞かれたんですが、いやたしかにそうですよね。
漠然と「留学」といってもどんな生活を送っているのかイメージが湧きにくいもの。
ついでにその人には「そもそも留学する人ってなんのために留学するの?」とも聞かれました。
これもなかなか鋭い質問です。
というわけで、あくまでも僕がご相談を受けている中で多い内容をご紹介したいと思います。
何のために留学するの?
「英語力向上」と「一休み」が多いです。
一番多いのはやはり「英語が話せるようになりたい」です。
学生さんであれば、英語を伸ばして就活に有利にしたい、英語を使った仕事がしたい。
社会人の方であれば、観光で困らないレベルで英語を話せるようになりたい。
これが最も多い目的ですね。
そんなの当たり前じゃん、と思うかもしれませんが、これはある意味お国柄です。
日本人は英語が話せないことにコンプレックスを抱えているため、英語力向上を目的に留学する人が多い。
ところが、例えば南米からカナダに留学してくる人の多くは「最終的にカナダで住みたいから」カナダに来ている人がとても多いんです。
自分たちの生まれた国よりも豊かで安全な暮らしがしたい。
それが彼らの多くが留学に求めていることであり、日本人の私たちが留学に求めているものとはだいぶ性質が異なりますよね。
もうひとつが「一休み」。
これはある程度社会経験を積んだ方に多いです。
特に医療職の方は、帰国してからも仕事に困らないこともあって、そういう方が多いですね。
留学生はどんな1日を送っているの?
「留学」と一口に言っても様々な種類がありますが、基本的には昼間は学校で授業を受けています。
観光ビザで渡航する方は、平日昼間は学校でお勉強、放課後はクラスメイトと遊んだりご飯食べたり宿題をしたりして過ごします。あとはホームステイ先でゆっくりするとかですね。アルバイトは一切認められていません。
学生ビザで渡航する方も、観光ビザの方と同じような1日を送ります。週20時間までアルバイトが認められる場合もあり、その場合は学校に通いながらアルバイトでお金を稼ぐこともできます。
ワーホリビザで渡航する方は、学校に通うのもアルバイトも義務ではありません。好きなように過ごすことが許されている唯一のビザです。多くの方は、最初に学校で英語を学び、途中からアルバイトを始めて、最終的にはアルバイト一本で空いた時間に友達と遊んだり旅行行ったりが多いです。
こうやって文字にするとなんか大したことしてないような感じがしますが、実際には毎日が非日常の連続です。
目的地と全然違うバスに乗っちゃってたとか、その場にいた人たちとなんかわからないけど仲良くなったとか、ホストマザーにめっちゃ怒られたとか。
日本にいても体験できないようなハプニングがつきまとう、それが留学生の1日だと言ってもよいのかもしれません。
Naoki