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帰国してからの就職を考えると…

こんにちは、カナダ留学担当カウンセラーのNAOKIです。

留学を希望される方、特に社会人の方から

「留学から帰国したあとのお仕事はみなさんどうされていますか?」

という質問がよく挙がります。

すでにお仕事をされている方にとっては、非常に頭の痛い悩みです。仕事を辞める決断をしても、帰国後の仕事のことが全然決まっていないんですもんね。周りの人の目も気になります。

これまで社会人留学された先輩方を例にとると、皆さん実に様々な道を歩んでらっしゃいます。

留学前と同じ内容の職種に就く方もいれば、英語を生かして新たな業界にチャレンジする方もいます。また、渡航先での生活が自分にぴったりということで現地で仕事を見つけて移住する方、現地で素敵な男性と出会ってそのまま結婚する方など、当初帰国することしか頭になかったのに結局帰ってこないなんてこともあります(笑)

社会人留学でお悩みの方、お気持ちはとてもよくわかります。あとのことが気になって踏み出せないというのは、とても自然なことだと思います。今の会社で積み上げてきたものもあるでしょう。それでも、僕は思い切って一歩踏み出すべきだと言いたい。

それは、皆さんに後悔を持って生き続けてほしくないからです。「あのときやっぱり留学しておくべきだった」って思ってこの先生きていくのって嫌じゃないですか。やりたいことをやりきってする後悔と、やらずにする後悔って、同じ後悔でも全然違います。前向きな後悔と後ろ向きな後悔です。前を向いたからこそ、見えてくるものもきっとあると思います。

僕は社会人になってからフランスに留学しました。会社を辞めるときには人間性を否定されるようなことを上司に言われ、罵られたりもしました。でも、その上司は僕の人生の責任をとってくれません。僕がフランスに行けずに後悔して、それをその上司のせいにしたところで、なんにもならないのです。だから辞めました。今となっては、会社を辞めたことについてはまったく後悔していません。フランスでは辛いこともありましたが、そんなことを忘れてしまうくらい感動的な、エッフェル塔の眺めや地下鉄構内の汚臭や大切な人との出会いがありました。あのとき会社を辞めずにとどまっていたら、絶対にできなかった経験です。

※「お前はカナダ留学担当だろ」ってつっこまれてしまうかもしれませんが、社会人になってからの留学はフランスのみなので、どうかご勘弁ください。

今まで続けてきた仕事を辞めて留学をする、という決断は一見身勝手かもしれません。でも、それでいいじゃないですか。繰り返しますが、自分の決断は自分にしか責任がとれません。帰国してからの就職のこと、周りの目、いろいろと気になるとは思いますが、そんな不安な気持ちを吹き飛ばすくらいの感動や出会いが必ず訪れます。それが留学のいいところです。ぜひ、自分にとってのベストな選択をしていただけたらなと思います。