この2週間ほど、カナダ・オーストラリアから現地で活躍されている日本人スタッフの方が続々と来札し(札幌に来ることを「来札」といいます)、いろいろな方とお話をさせていただいています。
月曜日にはオーストラリアの人気校「impact English College -インパクト・イングリッシュ・カレッジ」から深理さん(「ふかり」さんです)を迎え、セミナーを開催しました。
セミナーの内容はというと、「インパクト」がキャンパスを置くメルボルンとブリスベンの街の様子や、学校内の雰囲気、歴史、授業内容など、まぁセミナーらしいセミナーという感じなのですが、僕がとても驚いたのは、深理さんの聞き手を惹きつける話し方でした。
ご自分でもおしゃべり好きだと公言しているように、本当に楽しそうに話してくれるから聞いている側としては、「次は何を話してくれるのだろう?」とつい期待してしまいます。
今気がついたのですが、こうやって文章でおもしろさを説明しようとしても、まったく伝わらないです。ぜひいろんな方にこの間のセミナーを聞きにきてほしかった…
どうしておもしろいのか、といろいろ考えてみました。
ひとつは、ストーリーが豊富だということ。
メルボルンという街は変わり者が多い、という話をするときは、深理さんの身の回りにいる変わった人の話をするわけです。これがまたおもしろい。
たぶん、セミナー全体のうち、半分は何かしらのストーリーや具体的なエピソードだったんじゃないかな、と思います。
それに引き込まれている間に、大事なポイントをばしっと言ってくれるから、内容がスッと頭に落ちてくるんですよね。
そして、さらにいうと、そのストーリーは誰かの失敗体験が多い。「インパクト」は母国語禁止ルールがとーっても厳しい学校で、唯一日本語を話せる部屋が、深理さんのいるカウンセリングルーム。英語が思うように伸びなくて激しく悩んでいる学生さんが、ふいに部屋に入ってきておもむろにドアを閉め、まるでダムが決壊したように日本語で悩みをぶちまける様子なんかを話してくれて、これがまた面白い。
どこかで聞いたことがあります、人間は他人の失敗経験を聞く方が成功体験を聞くより興味を持てる、と。まさにそれを実践しているなーと感じたわけです。
セミナーを聞きにきてくれた生徒さんたちも、もちろん深理さんのお話に夢中になっていました。生徒さんにとっても、現地のリアルな情報、学生がどんな失敗をしているのか、そこからどう這い上がっているのか、という話はとても貴重です。
僕らのような留学エージェントも、実際に現地視察をおこなって情報収拾しますが、やっぱり常日頃から学生の様子を見ている学校スタッフさんの中身の濃い話には勝てません。
深理さんだけでなく、いろいろな語学学校の現地スタッフさんがそれぞれのストーリーを引っさげて日本にやってくるこのシーズン。
各現地スタッフさんからこんなに多くのお土産をいただきました!
今後も現地スタッフさんをお招きしてのセミナーを開催しますので、そのときにはぜひ、多くの方のご参加をいただきたいな、と切に思いました。
深理さん、ありがとうございました!
Naoki