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My father gave it to me for my birthday.

英語を伸ばすには一体なにをしたらいいのか?

いろいろやらないといけないことはありますが、ひとつこれはいいんじゃないかと思うものを共有させてください。

それは、英語フレーズの完コピです。

お前はなに言ってんだ、と思うかもしれません。でもこの完コピって実は結構実用的だと思うんです。

僕は中学2年生のとき、「give+人+物」で「人に物をあげる」という文法を習いました。
初めてこの文法が出てきたときは「えらいめんどくさいのが出てきたな」と思った記憶があります。
ご存知かもしれませんが、この文法は「give+物+to+人」と言い換えることもできるからです。
なんで言い方がひとつじゃないんだよ、とか思いますよね。
ここでこんがらがっている生徒が周りに結構いたことも覚えています。

でも僕はここでつまずきませんでした。それは当時の英語の先生の教え方が素晴らしくよかったからです。

どう教えてくれたのか?

先生は例文をひとつ取り上げました。

My father gave it to me for my birthday.

何をしたかというと、ただ繰り返しこのフレーズをみんなに言わせたのです。

繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し繰り返していると、勝手にフレーズを覚えてしまって何も見ないで言うことができるようになりました。

そしてこのフレーズを復唱している間に、自分のお父さんが誕生日にゲームを買ってくれているシーンをイメージしていました。

そうすると、そのフレーズとイメージが結びつくわけです。

さて、ここまで来たらgiveの使い方は間違うことがありません。あれ、gave me to itだっけgave it to meだっけ、と迷うこともないし、gaveがgiveの過去形であることも勝手に覚えています。つまり、暗記しようとして語呂合わせなどをせずとも、勝手に語順がわかり、しかもイメージまで勝手にわくんです。

書店に行くと、数多くの英会話表現集が売っています。絶対にCD付きのものを買ってください。自分流の発音で繰り返しても意味がありません。そして、自分が使えると思ったものをCDの真似をして片っ端からこの方法で暗唱します。何度も何度も何度も何度もです。こうしてフレーズのストックをどんどん蓄えていくと、実践でぱっと出てくるかもという期待が持てますよね。

これが即実践に生かせてコミュニケーションがとれるようになるとは言っていません、あくまでも英語力UPのきっかけのひとつです。というのも、英語力をアップさせる一番の近道はそれを実践で使うことです。僕は留学エージェントの人間なので、留学先で英語を使いまくることが英語力UPの最短ルートと言いたいです。出発前の英語の勉強、特に文法と単語、表現をどこまでインプットできているかで、留学中の伸びしろがぐんと変わります。

ただ単語帳を上から下まで順番に暗記するより、自分の使えそうな表現をピックアップして、実際に自分が使ってるシーンを想像しながら口に出して言いまくる、という方がよっぽど実践的な勉強法だと思います。

そして、この方法は結構楽しいです。ネイティブの発音を完コピするのはとっても難しいけど、だから何度も何度も繰り返して少しでも近づけるようにやる価値があります。そうやって夢中になってやっているうちに、勝手に単語も文法も、さらにはその表現を使う場面まで覚えちゃってるんですから、とってもお勧めの方法です。ぜひ試してみてくださいね。



NAOKI