3回にわたってお送りした「カナダの州の名前の由来」シリーズもいよいよ今回が最後です。
ここで取り上げる3つの州は、僕自身行ったことがないですし、留学生の留学先に選ばれることもほとんどないマイナーな州になります。が、一度訪れる価値のある場所だったりもするので、興味がない方も読んでみてください。
準州内を流れるユーコン川にちなんでつけられた州名。もともとは、先住民グウィッチン族の言葉で「大河」を意味する。
(引用:ユーコン準州観光局公式サイト)
日本のテレビの企画の舞台になるほどですので、川が由来なのは肯けます。
イエローナイフの名は19世紀初頭からこの地に移り住んでいた先住民デネ族に由来します。彼らは日常生活に銅を使い、鉱山採掘にも銅製の火薬用ナイフを使っていました。その銅製ナイフの色からイエローナイフと名付けられたそうです。
(引用:Northwest Territories Tourism 2019)
ナイフの色が黄色だったからイエローナイフ、、、そのまま、、、
ところで上記の「Northwest Territories Tourism 2019」というサイト、イエローナイフの歴史だけでなくオーロラができるプロセスや条件なんかも細かく書いてあって面白いので、お時間がある方はぜひご覧になってみてください。
ヌナブト(ヌナヴト)とはイヌクティトゥット語で「我々の土地」を意味する
(引用:Wikipedia「ヌナブト準州)」
ヌナブトに住む人口の8割がイヌイットと呼ばれる先住民族。彼らの言葉で「我々の土地」を意味する「ヌナブト」が名前の由来のようです。
今のカナダは先住民がもともと住んでいた土地を略奪してきた歴史的経緯があります。それについてはまた当ブログでシェアをしていきたいと思っていますが、準州の由来からは「ここは自分たちの世界だ」という自民族へのアイデンティティの強さが窺えます。
全3回にわたってお届けしてまいりました、カナダの全13州の名前の由来シリーズ。いかがだったでしょうか。
ブログを書くということを通してカナダのことを調べてみると、毎回毎回新たな発見があっておもしろいものです。ぜひ、これから行く国や街のことを少しでもリサーチしてみてください。きっと何も知らずに行くのとは違う発見ができますよ。
Naoki