留学業界でよく使われる用語①
「業界用語」はどの業界にもあると思いますが、はじめは留学業界の用語がよくわからずに苦労をしたことをよく覚えています。
業界用語が存在する理由は、よく使うからというのはもちろん、その言葉が端的でわかりやすいから。
だからこそ、生徒さんとお話ししているときにも、ついつい一般的ではない用語を使って混乱を招いてしまうということがあります。
そこで、業界でよく使う用語を3つ取り上げてみます。
① ブローシャー
ブローシャー ⇒ brochure(パンフレット)
パンフレットのことを「ブローシャー」と呼ぶのが最初はすごい不思議でした。
ちょっと前までは各語学学校がブローシャーを毎年新しくして配ってくれていましたが、コロナを機に一気にオンライン化が進みました。
今では、「ブローシャーください」とお願いしても「うちは全部オンラインにしたからブローシャーは作ってないよ」と言われることの方が多いので、今後なくなっていく用語だろうなと思います。
ちなみに、
・brochure ⇒ B to B(企業間)
・pamphlet ⇒ B to C(企業→顧客)
で使われることが好まれるようです。
② アップデート
アップデート ⇒ update(更新する、新しい情報を伝える)
コロナ前までは毎年春と秋に現地から学校スタッフさんが来日して各エージェントを回るというのが定番でした。
その目的のひとつが、情報のアップデートのため。
「いくつかアップデートがあります」といって、昨年までとの変更点などを教えてくれます。
僕の中でアップデートはパソコンとかスマホとかコンピュータ系のイメージだったので最初はしっくり来なかったことを覚えています。
SNSに投稿することを「アップする」と言いますが、これも update からきていますね。
③ サーティフィケート
サーティフィケート ⇒ certificate(修了証書)
僕もカナダの語学学校と専門学校を卒業したときにサーティフィケートをもらいました。
certify(証明する)という動詞が元になっています。
この "cert-" というのは「確かな、確実な」という意味の certain にも使われていますね。
「卒業したことを確かに証明する」ために発行されるのがサーティフィケートです。
同じような単語で diploma(ディプロマ)というのもよく聞きます。
ディプロマはサーティフィケートよりも学位が上の証明書になります。
よく、「ディプロマ以上で履歴書に書ける」と言われます。
僕はサーティフィケートも書いてましたが。
・certificate ⇒ 語学学校・カレッジ等でのコース修了証書
・diploma ⇒ カレッジ等の卒業証書
「聞いたことがあるけど、なんのことなのかわからない」
「適当に聞き流していた」
みたいなことがカウンセリングを受けていると出てくるかもしれません。
できるだけそういうことがないように気をつけていきますという自戒の念も込めてご紹介しました。
Naoki