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先が見えないことへの不安にどう立ち向かうか

コロナで留学業界は大打撃を受けています。

多くの現地の学校は政府からの助成金や一時的なスタッフのレイオフ(解雇)を駆使しつつ、オンライン授業を導入して運営を続けています。

カナダでは、バンクーバーが来週から経済活動再開プランの第3フェーズに移行する予定となっており、ホテルやリゾート地、大学やカレッジなどの教育機関の再開、人数少なめのコンサートなどが解禁となります。

次なるステージはカナダがいつから入国可能になるか?現状では、必要と認められた人以外の入国は基本的には禁止されている状態です。

そんななかで、今年の3月以降出発予定だった方たちが延期を余儀なくされています。

ワーホリを予定していた方も多く、ひとまず今年の秋に出発を延期していますが、それがどうなるのか正直今の段階ではなんともいえません。

そんな先の読めない状況が続き、同時に自粛期間が長く続いたことでいろいろと考える時間が増えたこともあってか、一度決断した渡航のチャンスを諦めるという決定をする方もいます。



なかには状況的に「それはあきらめるしかないね」という方もいますが、一方で「あきらめるにはまだ早いのでは?」と思う方もいます。

そもそも留学やワーホリを一度でも考える人というのは、自分の現状になにかしらの不満があって、それを変えたいと思っているもの。

今の生活を続けていては絶対に会えない人(日本人日本人じゃないに限らず)に出会って仲良くなり、「同じ人間なのか?」というほど自分とまったく異なる考え方を持つ人と一緒に接する経験は、留学ならではのものです。

コロナで世界が混乱しているある意味「異常」な今の時期に日本を離れて海外で暮らすからこそ、できる経験がきっとあります。

「先が読めない」という状況は今に始まった話ではありません。いつだって先は読めないし、先が読めないからこそ挑戦する価値があるし、先が読めないからこそ「今自分がやりたいと思うこと」を一生懸命やるべきだと思います。

コロナで渡航をあきらめる人には、きっとあきらめざるをえない理由があるのかもしれません。個々人の事情によるので一概には言えませんが、もしも「将来が見えないことによる不安」を理由に渡航を断念しようとしているのなら、もう一度だけ立ち止まって自分の欲望に正直になってみてほしいです。人生はたった一度だけですからね!



Naoki