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カナダにも漢字表記がある



カナダへの留学が決まった生徒さんの情報は、現地提携オフィスと共有します。

お申し込みをいただくと、ホームステイ手配だったり空港送迎の手配だったりを現地オフィスにお願いすることになるため、必ずメールでのやりとりが発生します。

僕が初めて現地オフィスの方に「●●さんですーお願いしますー」みたいなメールを送った時のことなんですが、それに対する返信でこんな風に返ってきました。

「渡加便が決まりましたらお知らせください」

...?!

3秒くらいなんのことかわからなかったんですが、すぐに納得しました。

「そうか、渡米でも渡英でも渡仏でもなく、渡加なのか!」と。

あれからもうすぐ2年が経とうとしていますが、今さらになって気になり始めたカナダの漢字表記。調べたら一発で出てきたのでご紹介します。

加奈陀

これがカナダの漢字です。

すごく仏教的な要素を感じてしまうのは奈良の「奈」に仏陀や阿弥陀の「陀」だからですね。

ちょっとあんまりかっこよくないです、正直。

仏蘭西←これが僕のお気に入りです。(フランスです)

とっても優雅な感じがするじゃないですか。でもよく見たら「仏」が入ってる、、、

なぜ加奈陀なのか?

これは気になります。調べてみたんですが、至極シンプルな理由でした。

音です。

意味とかないみたいで、要は当て字です。意味が特にないのでブログ記事にしようか迷ったんですが、調べた時間がもったいないので書かせていただきました。

「加」...ひらがなの「か」、カタカナの「カ」の元になった漢字

「奈」...ひらがなの「な」、カタカナの「ナ」の元になった漢字

「陀」...「けわしい、くずれる」などネガティブなイメージの漢字ですが、なぜか「ダ」で終わる国の漢字表記はこの字です
→和蘭陀(オランダ)、宇岸陀(ウガンダ)などなど

加奈陀の都市の漢字表記

さぁ問題です。次の4つはそれぞれどこの都市のことでしょうか?

①多倫多

②門土里留

③晩香坡

④倭塔瓦

答えはこちらです。じゃーん!

①多倫多=トロント

②門土里留=モントリオール

③晩香坡=バンクーバー

④倭塔瓦=オタワ

どうでしょうか。もっといい当て字があるんじゃないのかと思うのは僕だけでしょうか。

だってそうでしょう。そのまま音読みしてみてください。

タリンタ、モンドリル、バンコウハ、ワトウガワラ、、、

ひとつも読めないです。そんなこと言ったら仏蘭西はどうなんだ!という人がいるかもしれませんが、仏蘭西はなんか優雅な感じが字から出てるから許せるんです。

モンドリルはあまりにもかわいそうなので、どうにかしてあげてくれ、、、

とはいえ漢字は外国人ウケする

いつもより中身のないブログになってしまった感がありますが、漢字のわからない外国の方々にはこの話題は意外とウケるのではないでしょうか?



「漢字にはそれぞれ意味があってね、

たとえば門土里留だと、gateにsoil、landにstayだよ。

つまりモントリオールはカナダで最初に訪れるべき玄関口なんだ」

と適当な意味をつけて教えてあげてください。

そのうちタトゥーになったりするかもしれません!

Naoki