トロントのダウンタウンにそびえ立つシンボル的存在である「CNタワー」
553.33mという高さは、約10年前の2007年まで自立式建造物(建物自体を別の支柱で支えていない建物のこと)の中では世界一の高さを誇っていました。
ちなみに東京タワーは333m、タワーの中で僕が一番好きなエッフェル塔は300mなので、CNタワーがかなり高い建物だということが想像できます。ちなみにスカイツリーは634m。
これだけ背の高いタワーなので当然トロントに行くと目立ちますし、観光名所としても賑わっています。(僕はまだのぼったことがありません)
CNタワーの「CN」というのは、Canadian Nationalの略です。なんでCanadian Nationalかというと、このCNタワーを建てたのがCanadian Natioal Railwayという会社だというところに由来します。1976年に電波塔として建設されました。我らが札幌のテレビ塔と同じように、電波を飛ばす役割を持っています。
建設の目的は、単にTVやラジオの電波塔としてトロントエリアに電波を飛ばすだけではなく、当時のカナダの産業がいかに発展しているかを示すための象徴としての側面もありました。フランスのエッフェル塔もパリ万博で技術のアピールのために建てられたことを思い出します。
CNタワーは電波塔としての側面よりも、やはり観光地としての側面が大きくクローズアップされる気がします。観光地として人気の秘訣は、エンターテインメント性に富んでいる点でしょう。
342m地点...
・Glass Floor(グラスフロア):床がガラスになっていて地上を見下ろせる定番のやつですが、CNタワーのグラスフロアが世界で初めてタワーにガラスの床を採用したそうです
・屋外展望台:冬は寒いのでオススメしません
346m地点...
・「Horizons Restaurant(ホライズンズ・レストラン)」
・屋内展望台
351m地点...
・「360」:72分かけて床が一周する回転式高級レストラン
356m地点...
・Edge Walk(エッジウォーク):世界で最も高い遊歩道で、命綱を繋がれて展望台のふちを歩くスリリングなアトラクション
447m地点...
・Skypod(スカイポッド):追加料金で登ることのできる展望台で、天気が良ければナイアガラの滝やニューヨークも見えるとのこと
隣にはカナダで唯一のメジャーリーグチーム、トロントブルージェイズのホーム球場であるロジャース・センターがあって、CNタワーから見下ろすことができます。
ただのぼって景色を楽しむのはもちろん、食事をしながら眺めを堪能したり世界一の高さを誇る遊歩道Edge Walkでその高さを体感したりと、楽しみ方いろいろです。
我らが北海道の電波塔といえばテレビ塔ですが、のぼってみると意外と楽しかったりします。札幌に住んでるとなかなかのぼる機会ってないんですが、僕はバンクーバー留学時代にできた友達が日本を観光しにやってきたときに一緒にのぼりました。高いところから自分の街を見下ろすのもおもしろいです。思いの外はしゃいだことを記憶しています。
テレビ塔の話はこのへんで終わりにしておいて、トロント留学するならぜひ一度は訪れたいCNタワー。友達を作って一緒にEdge Walkを楽しんでみてはいかがでしょうか!僕は怖いので絶対やりませんが!
うちの代表の東出がCNタワーに登った時のブログもご覧ください:「カナダ最大の都市トロントのシンボルCNタワー上ってきます」
Naoki