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コロナウイルスとカナダ入国

カナダのコロナウイルス 拡大がなかなか止まりません。

現地時間4月2日(木) 7:20時点で、国内感染者11,131名まで増え、他の国々と同じように国外からの入国は全面的に禁止とする(一部例外はあり)措置をとっています。
(出典:https://www.canada.ca/en/public-health/services/diseases/2019-novel-coronavirus-infection.html

誰もが予想もしなかったコロナウイルスの蔓延。実は2週間ほど前にカナダのバンクーバーへ出張に行ってきました。

僕がバンクーバーに発ったのはカナダが入国禁止令を発令する3日前で、本当にぎりぎり滑り込みとなりました。あのときは国内の感染者が百数十名だったと記憶しています。

それでも、入国時にはいつもと少し変わった点がありましたので少し遅くなりましたが共有します。

入国時の変化

入国のときに「あーこれはいつもと違う、コロナウイルスの影響によるものだな」と感じたのは2つだけでした。

ひとつはSanitizer「サニタイザー」が設置されていたこと。



飛行機を降りてからみんな基本的には同じ方向に進んでいきますが、通路の中央にアルコール消毒液が設置されていました。

また、ボーダーの警備の方(どういう立場の人かはわかりませんが国境警備隊みたいな人だと思います)から簡易的なヘルスチェックを受けました。上の写真の中央奥、4名のグループが一度に質問を受けています。

ヘルスチェックの内容としては口頭で、

⑴体調大丈夫か?
⑵14日以内に中国、イラン、韓国に渡航歴のある人は入国禁止だが該当するか?
⑶体調が悪くなったらどうすればいいかわかっているか?

と質問されて答えただけです。それ以外にコロナの検査らしいことはひとつもおこなわれませんでした。

*⑵の質問が自分的にちょっと変化球でした。自分のリスニング力が衰えていたこともありますが、かなり早口で最後に「Are you applicable?」と聞かれたのを聞き取れず、「Yes」と答えてしまいました。「え、ARE YOU APPLICABLE?!」ともう一回聞かれて「あーNoですNoです」と訂正してことなきを得ました。Applicableは「該当する」という意味です。

バンクーバー国際空港の様子

空港内の様子は普段通りという印象でした。



到着が夜10時だったこともあり人自体は少なかったですが、自分が搭乗したフライトもほぼ満席でしたし、入国審査には長い列ができていました。

20分くらい並んだと思います。



入国審査自体も、「なんでカナダに来たんだ?」「カナダは初めてか?」くらいしか聞かれずに30秒くらいで終わりました。

改めて現在の状況は?

カナダへの入国禁止が発表になってから2週間ほどになります。

その間に、「3月18日以前にビザが下りている者については入国禁止の対象外とする」という新たな発表もされ、該当者は少しホッとするような時期もありました。

しかし、情勢は日々変わっていき、入国はできてもその後の14日間は自己隔離を強いられ(文字通り、「強いられ」ます)、こんな状況で入国してもメリットないよね?という感じです、正直。

留学やワーホリを予定していた皆さんにとっても、今カナダにいる生徒さんにとっても、はたまた我々留学業界の人間にとってもまさに緊急事態。

一刻も早く事態が収まりますように、、、
Naoki