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サマータイムの罠

札幌もどんどん寒くなってきましたが、カナダではサマータイム が終了となります。サマータイム っていつまで経っても慣れないんですよね、、、

そこで、自分の勉強も兼ねてサマータイム について掘り下げてみたいと思います。


カナダのサマータイム

カナダでは、3月の第2日曜日〜11月の第1日曜日の期間中はサマータイム (英語では、Daylight Saving Time)となります。

サマータイム 開始前日の土曜日の夜、寝るときに時計の針を1時間進めておくということをしておかないと、世の中よりも1時間出遅れてしまうというトリックがあります。

いつもどおり7時に起きたのに、世の中はもう8時。え、遅刻じゃん!

なんてことがあっても不思議じゃありませんね。現代に生きる我々にはスマートフォンという強い味方がいます。7時にアラームをセットしておけば、ちゃんとサマータイム 導入済みの7時に起こしてくれますよ。


サマータイム の生活への影響

僕らの生活への1番の影響は、太陽の日照時間の長さを存分に享受できるところ。いつもなら19時に暗くなり始めるのに、時計の針が1時間進んでいるから暗くなり始めるのが20時。すると、アフターファイブの時間の過ごし方の幅が広がりますよね。

「もう夜はこないのではなかろうか」と思ってしまったこともありました。夜に明るいというだけで、なんだか幼少期のワクワクした気持ちに似たものを覚えるのは僕だけではないはず。


なぜサマータイム ?

サマータイムはなんのためにあるのかっていう話ですが、これは日照時間の長さを有効活用して地球に優しく生きようという趣旨で実施されています。

外が明るければ室内で電気を使う必要がなくなり、電気をつけたと思ったら寝る時間が近づいているので、結果エネルギー消費を抑えることができるだろうという論理です。

その他、

・交通事故や犯罪率の低下(日本で最近ニュースになる事故や犯罪ってわりと日中な気もするが、、、)
・経済の活性化(みんな外に出たがるから経済が活性化する)
・アフターファイブの充実でメンタルにGood

なんていうメリットがあるとのこと。(Wikipedia参照)

逆にデメリットとしては、サマータイム 移行直後の一定期間は交通事故率や心臓発作(!?)、睡眠不足など健康への悪影響、さらには既存のコンピュータプログラムのサマータイム への適応にコストと時間がかかることなどが挙げられています。

日本でも東京オリンピックを機にサマータイム 導入の動きがあったようですが、結局断念が決まっています。



サマータイム のせいで、僕は何度かカナダとの打ち合わせの時間を間違えそうになったことがあります。しかもカナダは国内でも時差があるので、なんかもう頭の中がごちゃごちゃしてきます。トロント とのミーティングなのにバンクーバー時間で考えてたり、サマータイム を考慮し忘れたり。いい加減慣れろよ、という感じですね。絶対に間違えない仕組み作りを考えます(とほほ)

Naoki