留学エージェントのカウンセラーがホームステイをしてみた
バンクーバー出張から帰国してもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。この1ヶ月は日々状況が変わっていくので、本当についていくのに必死な感じです。
1ヶ月前、世界的なパンデミックが起きる直前の時期に僕はカナダに発ちました。出張時はホテルに滞在するのが普通なんですが、今回はなんと「ホームステイをしてこい」と指令が、、、
ということで、もう一度初心にかえって人生3度目のホームステイをしてきましたので様子をレポートしたいと思います。
空港に到着してドライバーと合流
空港からホームステイ先までは基本的に皆さん「空港ピックアップ」サービスを利用します。公共交通機関やタクシーを駆使しても良いのですが、初めて留学する方や英語が不安な方にはお勧めしません。
今まで何十名もの生徒さんをバンクーバーへ送り出していますが、空港ピックアップのドライバーさんとは僕も面識がありませんでした。
バンクーバー国際空港には先住民の象徴「トーテムポール」が随所にあります。国際線の到着ロビーに出るとすぐに目に入ってくるこのトーテムポールが待ち合わせの場所です。
無事合流し、駐車場へ。
大きめのスーツケースもばっちり入るバン。車内では世間話をたくさんしてくれました。カナダで日本人に会うと、いつからカナダにいて何をしてるのか根掘り葉掘り聞きたくなるのは僕だけでしょうか?いろいろ図々しく聞きまくってしまいましたが、おかげホームステイ先までの移動時間が一瞬でした。
到着が夜だったので翌朝明るいときに家の外観を撮影しました。空港からは車で20分もかからなかったので、長距離フライト直後の身としては非常にありがたい立地。中心部ダウンタウンまで一本でいけるバスが走る道路に面していたので、交通アクセスも◯。
部屋の様子
部屋はベッドに勉強机、タンス(鏡もついてる)、クローゼットと必要なものが全部揃っていました。
僕の部屋は玄関入ってすぐの階段を登った2階にありました。1階にも4部屋くらいあったと思います。他に留学生が3人、ホストマザーとホストファザー、そしてその息子と娘(といってももう大人)が一緒に暮らす大きなファミリーでした。
ホストマザーが家の中を案内してくれました。Wi-Fiのこと、洗濯機の場所、冷蔵庫は自由に開けて使っていいこと、食べ終わった食器はシンクに放り込んでおけば全部洗ってくれること、食卓テーブルの横に積んである果物もhelp yourselfなことなど、慣れた調子です。(説明を一通り聞いた時点で「あ、めっちゃいいファミリーに当たった」と確信しました)
食器洗わなくていいなんてことありますか、、、
翌朝ほっこりした瞬間
夜の11時に家に到着し、次の日からさっそくアポイントがあるという地獄のスケジュール。しかも時差ボケでほとんど眠れず朝5時には活動を始めたこの日。
キッチンにいくとなんとホストマザーがすでに起きている!
そして食卓テーブルには留学生の名前が書かれたランチが。毎朝早くに起きて全員分のランチを準備してくれているんですって。サンドイッチと飲み物が入っているだけなんですが(それで全然十分)、なんかすでに疲れ切っている自分が少し浄化された気がしました。
他の留学生との交流
ホームステイ先によっては自分以外にも留学生が滞在していることがあります。僕の場合は、タイ、韓国、メキシコから1人ずつ留学生が来ていました。タイの子は17歳、韓国の子も大学卒業直前の若者、メキシコの子は年齢聞いてないけどカレッジでウェブマーケティングを学びに来ているとのことでした。
家族で必ず揃ってご飯を食べたりする時間というのはなく、それぞれが自分のタイミングで部屋から出てきてご飯食べたり雑談するという感じです。
お互い干渉しすぎることもなかったので、非常に暮らしやすい家だったと思います。そして、留学生同士の情報交換ができたり、何をしにきてるのかとか、お互いの国のこととか、とにかくいろんな話をして盛り上がれるのは留学生同士の特権なんじゃないかなと思います。(自分は留学生ではないんですけど)
*最後ドタバタと帰国が決まってしまいみんなと写真撮れずに家を出てきてしまった、、、
バンクーバーの3月は朝晩はぐっと冷え込みますが、日中日が差すとぽかぽかしていました。桜も徐々に咲き始めていた時期です。
振り返ってみたら、たった5日間で出てきてしまった今回のホームステイ。最後はホストマザーが空港まで送ってくれました。バンクーバーの春の陽気のような心温まるファミリーと過ごせてよい出張になりました。ありがとう。
Naoki