留学生活を最大限活用して英語を話せるようになる方法
「2020年、僕は(私は)1年海外留学します」
留学やワーホリで海外への出発が決まると、周りの人に必ず報告しますよね。学校の友達や先生、職場の同僚や家族。今でこそ留学は珍しくなくなってきていますが、それでもいわゆる「普通の」生き方とはちょっと違う大きな決断には変わりありません。
そして、そんな決意を聞かされた周りはきっとあなたにこんな期待をします。
「英語が話せるようになって帰国するのだろう」
あるいは帰国後の就活や転職活動をする方は、面接官に経歴をチェックされて「君、1年も海外に行ってたのかい。じゃあ英語はかなりできるんだね」って思われても無理はないですよね。
別に周りの目を気にしろって言うわけではないですが、「1年海外留学してました。でも英語はあんまり伸びませんでした」ではちょっとダサいじゃないですか。
というわけで、今回は特に留学中の過ごし方のオススメを<英語の練習>という観点からご紹介していきたいと思います。
①Myフレーズを用意して、現地でアップデートし続ける
これ超重要です。英語を話せるようになるためにしなければいけないことのトップだと個人的に思います。
日本語を話しているときのことを少し考えてみてほしいんですけど、自分特有の言い回しや単語表現ってありませんか?例えばあいづちひとつとっても、あいづちの仕方って人によって全然違う。
僕は友達と話している時、「なるほどね」とか「あーはいはい」とか、そういう適当なあいづちを打つことがよくあります。(それで話全然聞いてなくてあとから怒られることもよくあります)
こういうMyあいづちを英語でも持てばいいわけです。
「なるほどね」という意味で日本人によく知られているのは「I see.」だと思います。僕も留学当時は結構多用していた記憶があります。でも、ずっと使ってたらなんか稚拙で飽きてくるんですよね。
そんなとき、職場の同僚が決まって「I got you.」とあいづちを打っていることに気づき、さっそく自分でも使ってみたわけです。ほんとに人によって様々で、「Exactly.」とか「Right.」とか結構いろいろあって、真似して使っているうちにMyフレーズがどんどん貯まっていきました。
はじめは「I see.」だけでいい。でもそればっかりだとつまらないので、じゃあバリエーションを加えようってなったら、ネイティブが使っている表現を盗んで真似して使うに尽きるという理屈です。
②Myフレーズは場面別に用意しておく
あいづちの話ばかりになってしまいましたが、Myフレーズは場面に分けて用意しておくのが大切です。
留学生の会話でもっともよく出てくるのは、ずばり挨拶と自己紹介です。
挨拶だったら、「How are you?」「I'm fine, and you?」が教科書英語として定番でみんな知ってます。ネイティブはそんな挨拶しないっていうのは有名な話ですが、これが嫌なら「How's it going?」「Nothing, much.」とかでもいいです。とにかく、挨拶でおこなう一通りの流れをスラスラスラスラとできるようにしておくっていうのが重要。
その挨拶に飽きてきたら、違う挨拶表現に変えてみる。っていうことをするだけでも、挨拶のバリエーションが広がっていきます。
「How are you doing?」と聞かれて必ず「Good, and you?」と返してるネイティブの友達がいました。そんなもんです。繰り返し繰り返し使っていれば、なにも考えなくても口をついて出てくるようになります。
自己紹介はどうでしょう。
名前、出身、職業、なぜ今留学中なのか、趣味、、、これも一通り自分の型を持っておくといいです。
My name is Naoki. I'm from Japan. I study linguistics at University. I came here to study English. I like soccer.
最初はこんな中1英語でもいいんです。これをスラスラスラスラ言えるように準備しておきます。会話をするときには相手がいますので、相手にする質問もスラスラ言えるように準備しておく。これをしておくだけでも、会話をするハードルはぐっと下がるはずです。
③独り言
スラスラ言えるように準備しておくためには、独り言が超おすすめです。Myフレーズを作っておくというのは、いわばインプット。それを使えるようにするためには、アウトプットが欠かせません。
もちろん本当のアウトプットの場は実際の会話になりますが、ぶっつけ本番は不安じゃないですか。だから、Myフレーズを作ったら、その場面をイメージしながらひたすら一人でブツブツやってください。
周りに人がいると怪しまれるので、自分の部屋とかお風呂でとか。
出発前にスラスラ言えるようにしておけば、現地での会話が少し楽しみになりますよ!
ということで、今回は英語を少しでも話せるようになるための現地での過ごし方のコツのご紹介でした。
Myフレーズを準備する→スラスラ言えるようにする→現地で繰り返し繰り返しMyフレーズを使う→飽きてきたらもっとかっこいい表現をMyフレーズに追加
現地では特に後半の2つを繰り返すサイクルをまわしていきましょう。どちらかというと出発前〜現地到着後すぐの時期を想定したお話となりました。
余裕が出てきたら、学校で習った表現や映画やドラマなどの表現、ネイティブのお友達ができたらその人が使っている表現をどんどん自分のものにしていってください。
思った以上に英語は伸びていきますよ!
Naoki