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カナダ人にとってのアイスホッケー

こんにちは、NAOKIです。

みなさんはスポーツやアーティストなど、何か熱中できる趣味をお持ちでしょうか。僕は個人的にサッカーが好きですが、カナダといえば多くのカナダ人が熱狂的に愛するスポーツがあります。



アイスホッケーです。

日本でいえばプロ野球やJリーグみたいなものなんですが、とにかく熱量がはんぱじゃない!

僕が通った語学学校の先生は「Vancouver Canucks -バンクーバー カナックス」という地元のホッケーチームの大ファンだったのですが、前日の試合の結果次第でテンションがマックスのときもあればガタ落ちな日もありました。(それがキャラとして成立してたのでおもしろかったのですが)

僕がバンクーバーの語学学校に通っていたのは2011年の4月〜6月。ちょうどこの時期に、アイスホッケーのプロリーグであるNHL(カナダとアメリカのチームが参加する世界最強のリーグ)の優勝決定戦がおこなわれていました。我らがバンクーバー カナックスはアメリカのボストンのチームと優勝を争うプレーオフに進んでいて、計7回おこなわれる試合のたびに街のど真ん中ではパブリックビューイング。バンクーバーの中心部で普段は車がたくさん通る道が完全に封鎖されていました。

一番驚いたのは、この試合に勝った方が優勝という最終戦。僕はすでにバンクーバーから隣の州に引っ越したあとだったのですが、なんとなしにテレビのニュースを見てたらなにやら映画のような光景が。

「Riot」「Vancouver」という見出しが強調されていたそのニュースが報じていたのは、最終戦でカナックスが負けた直後のバンクーバーの街の暴動の様子でした。車がひっくり返り、よく通っていた道の店舗の窓ガラスが次々と割られ、怒り狂ったファンが暴れまわっていました。結果的に100名以上の逮捕者、多数の負傷者を出すという不名誉な騒動が起きてしまったのです。

いやいや、熱量ありすぎだろ…っていう話なんですけど、それほどカナディアンにとってのアイスホッケーは大事なものだってことです。

暴動に発展するというのはいささか幼稚ですが、そこまで打ち込めるものがあると人生楽しいんだろうなーとも思います。そして同時にちょっぴり不安なのです。広島カープのファン歴32年(!)である当社代表東出(※パ・リーグは日ハムを応援しているようです)は、バンクーバーのホッケーファン並みに熱量があることに。



彼のオフィス用の履物です。オフィスで暴動が起きないことを祈るばかりです。