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英語の受験勉強で学んだことは思わぬ形で英会話力向上の助けになる!

先週末は共通テスト。

札幌はここ数日不安定な天気が続いており、当日の天気がとても気になりましたが、交通障害等は特になかったようです。

受験生の皆さんお疲れ様でした。

英語リーディングは僕も解きましたが、文章レベルはそこまで難しいわけではないけれども、時間内に答えを見つけ出すのは受験生には酷だなという印象を受けました。

僕は大学受験を控える高校生・浪人生の英語指導もしていますが、事前に受けた模試の点数よりも下がった子がほとんどでした。



さて、そもそも共通テストってどんな試験なんだ?という人も多いと思います。

我々アラサーは「センター試験」世代ですが、センターとの大きな違いは

・文法問題、語法問題、発音・アクセント問題がない
・情報処理のスピードと正確性が求められる

の2点です。

単純な文法・語法の問題や発音・アクセントがない理由は、そもそもそうした能力がないと得点をとれないような仕様になっているからです。

1文1文を正しく読むための文法・語法の知識は大前提というわけです。

そのうえで共通テストで求められるのが、情報処理のスピードと正確性。

これは傾向をきちんと把握して十分な対策をとらないと、英語力がある人であっても苦労します。

制限時間80分のなかで、これだけ文字数の多い本文から解答の根拠を見つけ出すという作業は相当の訓練を要します。

去年の共通テストで大幅に文章量が増えて時間がなくなってしまった人が多発しましたが、今年はそれよりもさらに語数が増加。

一体どこまでボリュームを増やせば気が済むのだろうか、、、

共通テストと英会話

大学入試の試験である共通テストに求められるものと、実際の英会話に求められるものはだいぶ違います。

でもだからといって、共通テストのための勉強をしても英会話につながらないというわけではありません。

実際、日常の英会話で使用される表現が、共通テストの問題文に多数登場します。

これは自分が受験英語を指導するようになって気付いたことですが、よくある文法・語法の参考書にある「会話表現」に記載されている表現の多くが実際の英会話の場面で使用されています。(よく考えたら当たり前なんですが)

例えば、I'm wondering if I could ...「…できればと思っているのですが」は、僕自身がカナダにいるときにヘビロテしていたフレーズです。

通りすがりの人が携帯電話でお店の予約のためにこの表現を使っているのを聞いて真似して使ってみたのが始まりですが、これは受験参考書にばっちり載っています。



受験勉強で学んだことは思わぬ形で英会話力向上の助けになります。

留学を控えている方はぜひとも、受験生時代に使っていた参考書を引っ張り出してきて、自分が使いたいと思えるフレーズをストックしておきましょう。

Naoki