カナダの首都オタワにある奇妙なホステル
カナダの首都オタワには「Ottawa Jail Hostel」(オタワ ジェイル ホステル)という奇妙なホステルがあります。
jailというのは「刑務所」という意味。そう、ここは元々刑務所だった建物を改装して作られたホステルなのです。
というわけで、今回は世にも奇妙なこちらのホステルをご紹介することで、首都なのにあまり知られていない「オタワ」の魅力をアピールしたいと思います。
Ottawa Jail Hostelとは?
1973年にホステルとしてオープンした「Ottawa Jail Hostel」。ホステルというのはそもそも何かというと、ホテルと違って二段ベッドで相部屋だったり、食事は簡易的なものが朝に出るだけだったりと、どちらかというとコスパ重視の旅人向けの宿泊施設ですよね。
こんな風にソーシャルスペースがあるのもホステルっぽい
ところが、この「Ottawa Jail Hostel」はただのホステルではありません。この建物自体は1862年に刑務所として建てられ、その後100年近くにわたって犯罪者を収監したReal Jailだったのです。1972年に刑務所としての役目を終えるまで、3人の絞首刑が執行されました。
宿泊客が寝泊まりする部屋は、実際に囚人が入れられていた房。
代表の東出はワーホリ中にオタワに滞在した際、実際に宿泊したことがあるそうで、「あそこのホテルはおもしろい」「シャワールームは仕切りがない」といろいろ教えてくれました。
「オタワの刑務所ホステルってどんなところなんですか?」という質問をしたときが、今まで僕がしてきたどんな質問よりも一番嬉しそう。
死刑囚Patric J.Whelan
1869年2月11日、一人の死刑囚が絞首刑に処せられました。その名は、Patric J.Whelan(パトリック・J・ウェランと読むんだと思います)。アイルランドのジャーナリストだそうです。
彼は政治家のThomas D'Arcy McGee(トーマス・ダーシー・マクギーと読むんだと思います)さんを暗殺した罪に問われ、死刑執行には5000人の民衆が集まったとされています。これは当時のオタワの人口を考えるとかなりの数だったそうです。
そして困ったことに、Ottawa Jail Hostelにはこのパトリックの霊が出るらしいのです(ソース:Wikipedia)
客室のベッドの端や「death row」の房内(死刑判決を受けた囚人が入る独房で、毎日見学ツアーが行われている場所でもある)での目撃情報が多発しているんだとか。
Patric J.Whelan元死刑囚
ということで、霊感強い人は行かない方がいいと思います。
2009年にオープンした「Mugshots」
Ottawa Jail Hostelは1973年のオープンですからもう50年近く営業している老舗ホステルです。10年前には「Mugshots」というバーが併設されました。
この「Mugshots」、どういう意味だか知ってますか?
辞書で調べると、
(名)(くだけて)(警察による犯人の)顔写真と出てきました。
続いてGoogleの画像検索で調べてみると、、、
(結構ガチなのが出てきてしまったのでモザイクつけましたが、これがmugshotです)
全然関係ありませんが、英単語(特に名詞)の意味がイメージわかないような時は、画像検索が大変オススメです。mugshotも、辞書で調べてもピンときませんよね。画像検索だと一発でピンときます。(mugshotに関して言えばピンと来すぎるが、、、)
Ottawa Jail Hostelの紹介がオタワの魅力アピールになったのか
一応カナダの魅力を発信するためにブログ書いてるんですが、魅力アピールになったのかちょっと疑問ではあります。僕は行ったことありませんが、調べている感じホステル自体の口コミ評価も高く人気があるようですので、オタワの観光予定があれば是非泊まってみてください。そして感想をお聞かせください。
Naoki