こんにちは。インターン生のKyokaです。
今回は、留学する人、ワーホリの人のほとんどが利用する「ホストファミリー」についてお話します。
私も、ワーホリ中の最初の1ヶ月、お父さん、お母さん、小学校高学年の女の子、小学校低学年の男の子という4人家族と一緒に暮らしていました。
今から1年と4か月前。私は、「ホストファミリーと仲良くしたい」「英語でたくさん会話しよう」とワクワクしながら、渡航しました。
初めて会った日、「Welcome, Kyoka~」と笑顔で迎え入れてくれたホストファミリー。「良さそうなホストファミリーだ。ラッキー!」とほっとしました。
しかし、次に私の部屋に案内されたのですが…家族が暮らす家と、私が生活する部屋は別々だったのです。ホストマザーから、「Kyokaの部屋には、トイレや洗面所、机、ベッドが完備されているから問題ないよ。食事の時は、一緒に食べようね」と言われました。留学生の受け入れに慣れているようで、すごくドライに感じました。
「思っていた生活と違う」
「私とあまり関わりたくないのかもしれない」
いろんなネガティブな発想が浮かび、理想とのギャップから不安を感じました。
そこから一週間、食事のときは楽しくコミュニケーションをとるが、それ以外の時間は、学校か自分の部屋で過ごすという生活。もっと仲良くなりたいけど、嫌われたくないから、ホストファミリーにただ従っていました。
しかし、ある週末の朝、私が食事中に「運動しないとどんどん太っちゃうから、散歩でもしたいな」と言ってみると、ホストファザーが「今から行こう」と言ってくれて、家族4人と私で家の近くのハイキングロードに、1時間ぐらいウォーキングに行きました。ホストファミリーと色んな話をして、充実した時間を過ごすことができました!
その時、気づいたのです。
ホストファミリーは、私と関わりたくないわけじゃなくて、私が何も意見を言わないから、何も始まっていなかっただけなのだと。
私はただ受け身で、相手の気持ちを勝手に想像して、何もしていなかったのだと。
良い人間関係を築くには、自分から積極的に行動するという最も基本的なことを忘れていたのです。与えられた環境を言い訳にして、何も変えようとしていませんでした。
そこから私は、ホストファミリーとの関係を深めるために、積極的にコミュニケーションとるようになりました。食事中だけでなく、普段の生活からもっと関わりたいと相談すると、快く受け入れてくれました。週末子どもたちと一緒に映画を見たり、ホストマザーに英語を教えてもらったり、親戚のパーティーにも参加させてもらいました。
ホームステイ終了時には「あなたは、今までで最高の留学生だ」と言ってもらい、ものすごくうれしかったのを忘れられません。ホームステイが終わってからも、相談にのってもらったり、帰国するときにも会うほどの関係をこと築くことができました。私の第2の家族と言っても過言ではありません。
今回、一番伝えたいことは、「ホストファミリーとの人間関係は、自分で築き上げる」ということです。
文化や価値観も違うため、自分の気持ちは、言葉に出さないと伝えることが難しいです。
自分が逆の立場になって考えると、上手ではない日本語だとしても、伝えようと努力している留学生には、好印象しか抱かないでしょう。相手に一生懸命伝えようとするその姿勢に、人間性が現れ、それが言語超えて、伝わってくるものだと思います。
ホストファミリーと共に暮らすことは、英語力向上、そして現地の生活習慣や文化を間近で体験することのできる貴重な経験です。そこで、どのような関係性を作り、どのような学びを得るかは、その環境次第ではなく、自分次第なのです。
そして、ホストファミリーと良い関係を築くこと。それは、一つの成功体験となり、自信となって、より実りある留学生活を送ることができるでしょう。
現在は、コロナ禍で留学にいくのは難しい状況ですが、その分、英語力を上げる時間がたくさんあります。ここでたくさん力をつけるか、つかないかで、ホストファミリーとどれだけ会話ができるか、さらに留学中の成長の幅が広がるのではないでしょうか。
Kyoka