TOEICを受けるときに意識したいこと
明日1月18日(土)は、北海道留学センター初となるTOEICセミナー開催の日です。
このセミナーを開くことにした理由は、弊社を利用して留学をした生徒さん及びこれから留学をする生徒さんからの要望が多かったことがひとつ。
もうひとつは、特にこれから留学する方にとっては出発前の勉強をするうえでTOEICが非常に有効だと常々感じていたからです。
今回は、明日のセミナーで話そうと思っていることのほんの一部分をここでご紹介したいと思います。
TOEICを受けるときに意識したいこと
ただやみくも問題を解いたりしてもなかなか結果に繋がりません。きちんとした準備が必要になります。特に意識しておいてほしいこととしては、
①主観を捨てる
②問題を見極める
③代名詞を明らかにする
④準備に時間をかける
⑤本番は諦めが肝心
の5つです。
①主観を捨てる
まず一番に頭の片隅に入れておいてほしいのは、TOEIC(に限らずすべての試験がそうだと思いますが)の解答には必ず根拠があります。「ここにこうやって書いてるから、これが正解」という明らかな根拠があるのです。
そんなのは当たり前だろと思うかもしれませんが、これがきちんとわかっていないためにミスをしてしまうことが実は結構あります。(僕も間違えるたびに「あーやっちまった」ってなります)
どんな間違いかというと、一部分だけ見て自分で答えを捏造する、主観的に考えてしまうという間違いです。
「こうだからこう」といいう根拠が見つけられなかったら、それは単語の問題なのか文法の問題なのか、そもそも意味を履き違えているのかなど、間違いの原因をしっかりと分析する必要があります。
②問題を見極める
TOEICの問題には大きく2つの種類の問題があります。
ひとつは、
「時間をかけずに即答できる問題」
もうひとつは、
「前後の文脈から判断すべき問題」
です。
TOEICは時間との勝負(特にReadingは)ですので、いかに効率良く問題を解くかが大切です。そのためにも、時間をかけるべきところにしっかり時間をかけ、即断すべきものはバサバサ解答していくというメリハリが必要になってきます。
時間をかけずに即答できる問題としては、前置詞や品詞を選ぶ問題。「ここで悩んでしまう=知識が足りていない」ということです。知識がないところはいくら考えても答えが導けません。
逆に、前後の文脈から判断すべき問題もあります。これは、たとえば接続詞。前文を受けて、後ろの文がどう続いているのかを考える接続詞は、しっかりと文脈を見る必要があります。
③代名詞を明らかにする
文章が読み取れないときに、代名詞を明らかにするだけで意味がわかることが少なくありません。僕自身も、それで何度も救われてきました。itやthat、them、those、oneなどの前置詞は英語の文章で本当によく出てきます。出てくるたびに、これは何のことを言っているのだろう?と考えながら読む癖を日頃からつけておくと良いです。
④準備に時間をかける
準備段階の話になりますが、他のあらゆる試験と同じようにTOEICでも準備が非常に大切です。やるべき準備は2種類。
ひとつは、
TOEICという試験を知るという準備。
もうひとつは、
単純に英語力をしっかりつけておくという準備です。
TOEICの試験というのは、ListeningセクションとReadingセクションに分かれ、各100問ずつの問題が用意されています。Part 1〜Part 7までカテゴライズされていて、どのパートで何の問題が出るのかはある程度決まっています。
一度受けたことのある人はわかると思いますが、特にReadingのセクションでは時間に追われます。時間配分の戦略を練って臨まないと解ききれずに終わってしまうわけです。
じゃあどう時間配分をするのか?詳しくはセミナーでお話ししますが、上記②で挙げた「問題を見極める」技術がここで生きます。時間を使うべきところと即断すべきところを前もって理解しておくということです。
また、英語力の準備も大切と言いました。「英語力」という言葉が大雑把ですが、要するにSVOなどの文型理解から単語・イディオムの知識、文法理解などがきちんとできる力をつけておくという至極当たり前の話です。
じゃあどうやって英語力を上げるのか?という話ですが、絶対にやってほしいのは「使ったテキストを最大限活用する」ということ。問題を解いたら解きっぱなしっていうことないですか?それをやってると、伸びるものも伸びません。一度手をつけた問題は骨の髄までしゃぶり尽くしてください。しゃぶり尽くし方を知りたい方はお問い合わせください。
⑤本番は諦めが肝心
前述の通り、本番は時間との勝負です。悩まなくていい問題(②でいう時間をかけずに即答できる問題)で時間を使うのは本当に命取りになりますので、潔く諦める勇気を持ってください。準備段階では諦めず、本番は諦めるのです。
第1回TOEICセミナーは明日開催
ということで、明日のセミナーの冒頭で話そうと思っていることをご紹介しました。ざっくりとしたことしか書かなかったので、「何言ってんのかよくわからん」という人もいるかもしれません。明日のセミナーでは、具体例を出しながらわかりやすく説明しようと思っています。
また、参加者からいくつか質問が届いていますので、それについてももちろん言及していきます。
当セミナーは今後定期的に開催する予定ですので、すでにご出発が決まっている生徒さんはもちろん、これから留学を検討していて帰国後にTOEICの受験を考えているというような方など、ご興味のある方はお問い合わせください。
Naoki