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北海道で冬の訪れを感じさせるもの

昨夜、仕事が終わって会社を出ると外の空気はひんやりとしていて、少し冬の匂いもしました。
冬の匂いを久しぶりに嗅ぐとちょっとロマンチックな気持ちになるのは僕だけでしょうか?

早くも冬の訪れを感じていますが、北海道にはもうひとつ、冬の到来を感じさせるものがあります。

それが、雪虫(ゆきむし)です。


どこにでも飛んでいると思っていたんですが、北海道と東北地方だけみたいですね。

正確にはアブラムシの仲間で「トドムネオオワタムシ」と呼ばれるみたいなんですが、体長4mm程度の小さい小さい虫です。体に白い綿のようなものをつけているんですが、10月〜11月(雪が降る前の時期)にうじゃうじゃと宙を舞っているので、まるで雪がちらついているようでもあります。

雪虫が飛ぶともうすぐ雪が降るサイン。

北海道民はみんな、そう認識しているはずです。

雪が降る地域ならどこにでもいるわけではなく、むしろ「雪虫」として親しまれているのは北海道くらいなんだそう。雪虫を意味する英語は存在しないみたいなので、雪国として知られるカナダでも認知されていないことになります。ある意味北海道ならではのものですね。

留学すると現地の人はもちろん、いろんな国から来る留学生と交流します。僕たちが外国のことを知らないように、彼らも日本のこと、ましてや北海道のことを知りません。

「北海道には冬の到来を知らせる妖精みたいな虫がいる」

こんな風にして北海道を紹介するとおもしろいかもしれません。

Naoki