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ガクチカのための留学でなく自分のための留学を!

「だからこそ留学にはカウンセリングがある」で力説したように、苦痛が伴わない留学には価値がないといえます。



もちろん、目的がただ「のんびりしたい」というのであれば話は違いますが、9割以上の人は留学することに自己の成長を求めています。

「英語話せるようになりたい」は要するに成長したいってことですよね。

そういう意味で、本当に耳を疑うような留学をしている人もいるみたいです。

最近カナダから帰国した生徒さんに聞いた話なんですが、なんでも

「ガクチカのために留学してる」

ようにしかみえない人たちと遭遇したそうなのです。



30も半ばに差し掛かろうとしているおじさんの耳には「ガクチカ」という言葉がなんのことやらさっぱりわからなかったわけですが

「学生時代に力を入れたこと」略して「ガクチカ」だそう。

要は、就活のときにエントリーシートに書くエピソードのこと。

その生徒さんはTESOL(第二言語で英語を学ぶ学生に英語を教えるための教授法を学ぶプログラム)を受講しており、その一環で他の語学学校の授業を実際に見学する機会がありました。

そこで遭遇したのが先ほど登場したガクチカピーポー



彼らがガクチカピーポーに見えた理由を尋ねてみると、「見た目」と「授業を受ける態度」がひどかったからだそう。

「見た目がギャル」というのはいいとして、「授業を受ける態度」は考えものです。

とてもじゃないけど一生懸命学んでいるようには見えなかったとのこと。

小学生じゃないんだから。



ま、一生懸命に見えないからガクチカピーポーとラベリングするのは時機尚早かもしれないけれど

少なくともそう言う人は学校で有意義な学びを得るということはなさそうです。

就活のためにわざわざ留学をするってどんだけリッチなんだ、、、と思ってしまう今日この頃でした。



という話を、今朝代表に話したら「そんなガクチカピーポーより全然こういう子の方がいいよね」といって彼が持ち出してきた話があります。

その子は最近帰国したこれもまた弊社の大学生の生徒さん。

2週間の短期留学だったけれど、なんとか英語環境を作ろうとコロンビア人のグループに入れてもらえるよう努力したという話でした(代表が後日ブログで書くようなので詳しくはそのブログで)

最初は相手にされなかったけど諦めずに2回も3回もトライして、最終的には遊びに誘われるまでの仲になったんだそうです。

短期留学ってちょっと海外の生活を味わって楽しく過ごして終わりになることが多く、僕自身もそこから得られるものはそんなに多くはないだろうって思ってたんですが、そうでもないですね。

限られた時間を無駄にしないというその方の強い想いに胸を打たれました。

ガクチカピーポーよ!これこそがガクチカだ!

Naoki