カテゴリー:Naoki

単語勉強はインプットとアウトプットをテンポ良くやればいい

以前、単語の覚え方について書いたことがあります。

「英単語を身につけるには?」

このときはインプットのことをメインで話しましたが、単語の記憶作業にはアウトプットも重要です。ここでは、アウトプットの方法について詳しく述べていきます。


インプットでの心構え

単語の効率的な暗記方法として僕が実践しているのは、とにかく手数をかけずに多くの単語に触れることです。1つの単語に時間をかけて暗記しようとするのではなく、1単語1秒〜2秒のペースでどんどんとページをめくっていき何周も何周も繰り返し「見る」ことで刷り込んでいく作戦です。

この「見る」というのが大切。「覚える」じゃなくて「見る」だけです。

こうすることで、「見たことある」という状態の単語をひとつでも多く増やすことができます。「まったく知らない」→「知っている」にするよりも、「見たことある」→「知っている」にする方が、よっぽど省エネなので。

ここまでは、以前も書いた内容です。ただ、その「知っている」状態にする作業の説明をすっかりしていませんでした。要するにアウトプットについて触れていなかったので、ここではそれを。

アウトプットの必要性

といっても特別なことではないんですが、やはり記憶の定着にはインプットだけではなくアウトプットが必要です。なので、日本語を見て英語が浮かぶか、英語を見て日本語が浮かぶか、という「覚える」作業(暗記)もしていただきたい。

①日本語を隠して英語が言えるか、スペルが正しく書けるか
②英語を隠して日本語が言えるか

これは受験を経験している方なら誰もがやったことのある作業だと思いますが、これも大事なのはテンポです。すでにすべて「見たことある」状態にしてあることが前提で、テンポよくわからなかったらすぐ確認しながら進めます。

スペルについては書いて覚えるのではなく、まずはそらで覚える。ある程度覚えたなと思ったら、ためしに書いてみる。それで覚えきれていないものを確認する。

以上が、「覚える」作業の方法です。頭への刷り込みによるインプットと、暗記作業というアウトプットを組み合わせることで、より記憶に定着する仕組みです。

大切なのは、いかに負担を減らすか?勉強にはモチベーションがとても大事なので、苦しみながらやるべきではありません。1回の作業で100語程度やればいいと思います。(やってみるとわかりますが、このやり方であれば100語は全然苦労しません)

発音は?

単語の暗記をするとき、なんとなく発音をないがしろにしている方も多いのでは?これは日本の英語教育が英文の読解や和訳にフォーカスしすぎていることの弊害だと個人的に思っています。発音知らなくても問題解けますもんね。(発音問題は一応ありますけど)

発音は英語を話す、聞くことを考えると非常に大事です。もし単語帳に付属の音声ファイルがあるのであれば必ず聞いて自分で発音できるように繰り返し真似てみることです。真似をし続けていくと、だんだん自分の中でスペルと発音の相関関係が見えてきて、初めて見た単語でもなんとなく自分で発音の予想がつくようになります。

あとはやはり、海外ドラマや映画、Youtubeなどで生の英語に触れる環境をできるだけ作ることです。別にきちんと理解しようとする必要はありません。単語の発音もそうですが、文章のイントネーション、ボディランゲージなどを無意識の中に刷り込んでいく目的です。ここでも真似できるようであれば、自分のわかる表現が出てきたら真似してみてください。真似は本当に効果があります。

「英語力UPへの近道は真似をすること」

まとめ

以上、英単語の暗記に必要なインプット、アウトプットのお話でした。単語勉強はリズムが大切です。テンポよく、短期集中型できっちり単語基礎を固めると、その後の学習も効果的かつ効率的になっていきます。



Naoki